あらゆる人間関係に役に立つ提案~いい聞き手になること~
リチャード・カールソン CURRENT LOCATION
ホームスティをされた方のお話です。その方は英語があまりできなくて、ホストファミリーが色々話しかけてきてくれるのに愛想笑いしかできませんでした。次の日、それではいけないということで彼らの愛情に答えたくて、ひたすら相づちを打ちました。『Really?』『I see』『Wow!』など知っている相づちを10パターンほど、なんとなく文章の切れ目かな?と思ったところに入れていきました。ごく簡単な言葉しか口にできなくても、表情や身振り、手ぶりを加えて、大げさなぐらいに反応して見せたそうです。するとびっくりしたことに相手にとても喜んでもらえました。相手が何を言っているかわからなくても、相づちなら打てます。そして話すのが好きな人なら、相手は内容を100パーセントわかっていなくても、盛り上げてくれる話し相手さえいればいいのでは・・と思ったとのことです。皆は私が話の内容を分かっていないことは知っています。それでも一生懸命聞こうとしていることを評価してくれました。聞こうという姿勢こそコミュニケーションの極意なのだということを学んだそうです。これはアメリカに限ったことではなく世界中どこに行っても同じことだと思っています。それだけ人は自分の話を聞いてもらっていないのではないでしょうか?そして、もっとだれかにちゃんと聞いてもらいたいと願っているのです。
人は自分の話をちゃんと聞いてくれる人が好きです。相手のことが大切なら話をじっくり聞いてみましょうね。