優しい言葉は運を運んでくる。

優しい言葉は、たとえ簡単な言葉でも、

ずっとずっと心にこだまする。

マザーテレサ Current Location

あるビジネスマンがちょっと遅めのランチを終えて会社に戻ってくると、上司が鬼の形相で立っていました。『さっき〇〇社から電話があったぞ。お前、今日の1時に訪問の約束をしていたそうじゃないか。忘れたのか?』どうやら取引先を訪ねる日程を間違えて、すっぽかしてしまったようである。彼は部署中に響き渡る大声で上司から叱責されました。人格を否定されるような言葉をいくつもぶつけられました。『すみません。今からすぐに行って参ります。』大慌てで取引先に向かいながら、男性は心がささくれ立っているのを感じました。ミスをしたことに大変なショックを受けているところに投げかけられたきつい言葉が、男性を立ち直れないほどにしていました。『この時間じゃもう会ってもらえないかもしれないけど、おわびの気持ちだけでも伝えておかなくては・・・』約束の時間から2時間遅れて取引先に着くと、担当者が受付まで出迎えてくれました。『急いできてくれたんですね。大変だったでしょう。前もって日程を確認しなかったこちらも悪いんです。まだ時間はありますから、二人で案件を片付けてしまいましょう』一言の文句もなく、温かくねぎらってくれた担当者の態度に不覚にも涙がこぼれそうになったそうです。

そして、この仕事は何があっても誠心誠意やっていこう。と思ったといいます。彼にそう思わせたのは上司のきつい叱責ではなく、お客様である担当者の優しい言葉でした。

人は時に相手の尊厳を傷つけるようなひどい言葉を使ってしまうことがあります。自分を怒らせた相手を攻撃するために、知っている言葉の中から、わざときついものを選んで使ってしまうのです。それだと、自分はすっきりするかもしれませんが、それによって幸せになる人はいません。

もし余裕が持てたら、どんな状況にあっても相手を思いやる優しい言葉をつかえるようになりたいものです。人が一番うれしいと感じるのはつらい状況にあるときに、誰かから優しい言葉をかけられることです。

だから、優しい言葉を使うことは人を励ますもっとも親切な行為なのです。

たとえ叱らないといけない状況であっても優しい言葉で伝えるほうが相手の心に届くでしょう。

運は優しい言葉をつかえる人が好きなのです。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次