暗算のコツ

今日からでもできる!暗算のコツ
暗算ができるようになるには、計算に対する考え方をすこし変えてみるだけでいい
頭の中で計算するのですから、できるだけ簡単に計算しようと思うだけで、
いろいろ工夫できてしまう。
たとえば「48+49の答えは?」と聞かれたらどのように暗算しますか?
基本は8+9を計算して17。あとは40+40を計算して80だから、80+17で97?
その計算方法でも間違いではないですが、こういう考え方をしてみてはいかがでしょう。
48と49は計算しやすい50に近い数です。
そこで「(50+50)-(2+1)」のように、
概数にするために足した分を引いて答えを導き出すんです。
そうすると「100-3=97」という非常にシンプルな計算で完結できます。
ほかにも「10,000-456」といった計算は繰り下がりが複雑でためらってしまいます。
しかし「10,000」などのキリのいい数字は、繰り下がりの必要のない「9,999+1」と考えると、ぐっと計算が楽になるんです。
ケタ数の多い掛け算は「左から右へ」計算するというコツもありますよ。
学校で習う筆算とは逆に計算していくことになりますが、暗算するにはこのほうがやりやすいんです。
たとえば「576×9」は「500×9+70×9+6×9」と計算していきます。
最後に出た答えをすべて足して「4,500+630+54=5,184」と導けます。
あとは「知っている計算に分解する」という方法です。
「25×36」のような場合は「25×4=100」などのキリのいい計算を覚えておいて、その計算に近づけていくと楽に計算できます。
まず「25×36」を「25×(4×9)」と分解します。すると「25×4=100」というキリのいい計算が見つかりますよね。
あとは「100×9=900」と計算するだけでOKです。
また、2ケタの2乗はあるルールを覚えておけば暗算できます。
たとえば「63」の2乗は「63×63」っていうこと。
右側の下1ケタの「3」を左側に足して「66×60=3,960」として、さっき足した「3」の2乗の「9」を3,960に足せば「3,969」って答えになります。
25の2乗は「25×25」だから「30×20=600」に直して、足した5の2乗の25を600に足せば、答えの625になります。