個人指導塾の弱点

前回は集団指導塾の弱点を話しました。

今日は個人指導塾の弱点をお話します。

まず、個人指導塾は塾長=指導ではない! アルバイト=大学生がメインである。

このように書くと、大学生に責任力がない、指導力がないと聞こえるかも知れないがそうではない!

大学生でも一生懸命な学生はいるし、多くの学生が生徒のためにプリントを作成したり、悩んだりする学生もいる。

どの職種でもそうだが、アルバイトで悩む、自分だけの付加価値を創る学生は社会人になってからも、試行錯誤し、良い経験を得ることができると私は勝手に思っている。

また話がそれた・・・笑 学生のことはまた後日

学生さんと塾長で生徒の状況は話しているはずだが、大体が細かいレポートを書かせているわけではなく、お互いがお互い『今日は特に問題ありません』で終わっている。

今日のポイントは『特に問題ありません』という言葉だ! 

これは社会人でも企業でも良く聞く言葉だ!

今の時代はこれで生きていける程、甘くはない!

クリエイティブに生徒の本質を見抜き、そして想定外を予測し、それを塾長の中で想定内(取り越し苦労)にすべきである。

でも毎回、問題提起は厳しい。が・・それでも1か月、1週間単位でしっかり『観る』という塾は非常に少ないといえる。

塾に入るまでは一生懸命、塾に入り、登録が終われば一気に冷める塾も多い。

生徒を『数』と思っている塾、講師は存在する。これは反発、反論もあるだろうが、生徒を『観る』ということに限度・ゴールは存在しない。

いろんな塾は私なりに生徒を一緒懸命に見ていますという人もいるが、『私なりに・・』ってなんなん!!!

『生徒・保護者が満足されるところまで・・』という言い方なら、私は納得する。

ただ、その満足度はご家庭によっても違うし、それを測る機械もない。

だから、『観る』というのは非常に難しいと思う。

カレント ロケーションは2週間に1回は指導報告書として、個人レポートをB5 一枚程度になるように作成している。

保護者様からは『長い!』って指摘はないが、思っているだろう。 笑 ただ、ある意味、読むのは面倒だが・・迷惑ではないと思っている。

私は想定内=取り越し苦労=ある意味面倒がクリエイティブの基本と思っている。 

カレントは大学生もいるが、特に問題なし!という回答を自分が使わないようにしている。アルバイト=学生に考えさせるというより、自分が良い質問をしたら良い答えが返ってくる。一番は特に問題なしという考え方を私がしないことが第一である。

また、80分という枠もいらないし、一番かわいそうだったのが、明日、中学で数学のテストがないのに(1日目で終了)、今日は数学の日だから、数学を80分教える。その80分で学校のワークを復習できるし、期末の時期なら専門教科などの美術・体育なども出来る。臨機応変さがないのも事実。

そして一番かわいそうなのは、個別の担当教師が生徒の成績から次の目標、もっと言えば試験日程・範囲などを全く知らない学生もいる

こういうのを話していく必要があるのに、塾長も学生も特に問題なしで終わる。

まとめよう・・

個別指導塾の弱点は

1 特に問題なしの会話が多いこと

2 学生が生徒の成績・目標設定・範囲・日程を知らないこと

3 ただ教えているだけ! 

確かに話を聞いてくれる先生や励ましてくれる先生もいる。

ここも価値観の違いだが、伸ばすことを考えている先生なら、

未来の話ができる。今が60点だから、

次は80点で通知表4で今学期は終えたいと思います。

という未来発言がある先生が生徒を伸ばす先生。

逆に頑張っていますよ・・特に問題はないですね。→悪くはない言葉だが、だれでもいえる。その場で出てきた言葉ともいえる。

失礼かもしれないが、未来発言ではない。

塾長に未来発言がなければ、アルバイトが未来発言をすることはない。

子供をどうしたいのか? これを最低でも塾長、そして指導の担当教師(アルバイト)から出る個別の塾は通っても大丈夫という指針にはなります。

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